パスキーによる認証を導入し、ログイン時のセキュリティを強化します
2025年9月3日
2025年9月3日(水)より、パスキー(FIDO2)を用いたログイン時の多要素認証を新たに導入しました。
■パスキー(FIDO2)の特長
パスキーは、従来のパスワードに代えて、顔・指紋などを利用して本人確認を行う認証技術です。パスワードレス認証を実現するための国際規格である「FIDO2(Fast IDentity Online 2)」に準拠しています。スマホ・PCの所持情報と顔・指紋の生体情報を組み合わせて、安全かつ簡単に多要素認証を行えます(※)。
※ 顔・指紋の生体情報以外に、スマホ・PCの画面ロックを解除するためのPINコードやパターン認証(知識情報)を利用することもできます。
パスキーは、当社のWebサイトやアプリ上で、お客様のスマホやPCを使って設定できます。専用の機器やアプリを用意する必要はありません。Webサイトとアプリの両方でパスキーを利用できるようにすることで、サービス全体のセキュリティを強化します。
一度パスキーを設定すれば、顔・指紋などの認証でスムーズにログインできるようになります。ログインの都度、ID・パスワードや認証コード(ワンタイムパスワード)を入力する手間が省けます。また、パスキーは正規のWebサイトやアプリだけで認証される仕組みです。このため、パスキーを利用することは、偽サイトに誘導してパスワードなどの情報を盗み取ろうとするフィッシング詐欺を防ぐうえで有効です。
■パスキーを導入する背景
今年に入ってから、フィッシング詐欺を契機とした不正アクセスによる証券口座の乗っ取り、不正取引の被害が拡大し、大きな社会問題となっています。問題を受けて、当社を含め多くの証券会社が、多要素認証を必須化する方針を表明しています。
当社では、これまでに口座の乗っ取りによる不正取引の被害は確認されていません。万が一、口座を乗っ取られたとしても、サービスの仕組み上、個別の株式の取引はできません。また、仮に勝手に資産を売却されたとしても、第三者の銀行口座に不正に出金されることを防ぐ仕組みも設けています。
そのうえで、認証アプリを用いた多要素認証の導入(2018年8月)、なりすましメールへの対策強化(2025年7月)、ログイン時の多要素認証の必須化(2025年8月)などのセキュリティ強化を進めてきました。
ただし、メールアドレスを乗っ取られる状況などを考慮すると、メールによる追加認証よりもセキュリティ・レベルの高い認証方法を選択することが重要です。当社では、より安全性と利便性の高いパスキーを導入することで、お客様の大切な資産と情報を守ります。
■ウェルスナビ ID利用規約変更
パスキーによる認証の導入に伴い、2025年9月10日(水)に「ウェルスナビ ID利用規約」を改訂し、「ウェルスナビ ID等」の定義をウェルスナビ IDおよびパスワードに限定しない認証方法の総称に変更いたします。
「ウェルスナビ ID利用規約」の変更点は以下のとおりです。
【第2条(2)】
旧:「ウェルスナビ ID等」とは、ウェルスナビ IDおよびパスワードの総称
新:「ウェルスナビ ID等」とは、ウェルスナビ IDおよびパスワード等の認証方法の総称
【第6条の2】
旧:個人認証に必要なパスワードはお客様がご自身で設定
新:個人認証に必要なパスワード等はお客様がご自身で設定
ご参考(コラム・よくあるご質問)
・より簡単で、より安全にログインできるパスキーとは?
・パスキーを設定するにはどうしたらよいですか?
サービスを安心・安全にご利用いただくために、あわせて下記の情報もご確認ください。
ウェルスナビを装った詐欺やなりすましメールにご注意ください
今後ともウェルスナビをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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